②元請事業者と下請事業者の施工体制登録(現場登録)

現場・契約情報を登録する前に現場管理者を登録します

建設キャリアアップシステムでは、元請事業者は現場を開設する際に、現場名、現場の所在地、元請事業者名、工事内容が分かる項目(新築・改修の種別、用途、施設規模、工法など)などを「現場・契約情報」を登録します。
現場・契約情報の登録内容は「現場情報」「契約情報」「工事情報」の3つの情報により構成されます。
登録にあたっては「現場情報」は必ず登録が必要ですが、「契約情報」と「工事情報」は省略することも可能のため、必要に応じて登録します。
登録は、元請事業者の管理者IDを有する方が行います。
規模や工種に関わらず、すべての現場(解体工事、準備工事、補修工事、リフォーム工事などを含む)を登録します。

現場・契約情報を登録する前に、現場管理者を登録し、「現場管理者ID」を取得します。
現場管理者IDは、元請事業者に所属する各現場の現場管理者が、建設キャリアアップシステムにログインし、システムを使用するためのIDです。次に、現場・契約情報を登録します。
現場・契約情報の登録後、現場管理者ID を当該現場の管理者として登録します。
すべての現場・契約情報の登録が完了すると、登録項目の「現場名」に「現場ID」が、「現場担当者名」に「現場管理者ID」が付与されます。この「現場ID」に対しては、就業履歴および施工体制台帳が関連付けされます。

元請事業者の現場・契約情報の登録(現場管理者)

現場・契約情報の登録パターン

現場・契約情報の登録方法は、2つの登録パターンがあります。
[パターン1]一つーつの現場(工事、邸)別で登録
[パターン2]複数の現場をまとめて登録
どちらのパターンでも登録ができますが、あくまでも事例として、下記の用途などに応じて、登録方法の選択が可能です。
[パターン1]は、基本的な登録方法で、ーつ一つの現場(工事、邸宅)別に登録する方法
[パターン2]は、一つの建築現場に複数の棟がある工事、一つの土木工事で年度が分かれている工事などを「契約情報」「工事情報」を含めて登録する方法、または、複数の住宅工事や工期の短いリフォーム工事などを、一つの支店(部門)や事業所(営業所)などでとりまとめて登録する方法
現場ごとにおける就業履歴の登録や施工体制の管理には、[パターン1]での登録が推奨されています。

一度登録した現場・契約情報を他の現場・契約情報と統合させたり、1つの現場・契約情報を複数の情報に分割することはできません。
このような作業を行う場合は、新たな現場・契約情報として登録する必要があります。
現場・契約情報は、就業履歴蓄積期間完了後、6か月後の月末まで修正することができます。
なお、登録した現場・契約情報は、就業履歴が蓄積してある場合は削除できません。
就業履歴が蓄積されていない場合のみ、現場・契約情報の削除ができます。(就業履歴は、元請が未承認のもの、却下したものを含みます。)

元請事業者の現場・契約情報の登録(現場・契約情報)現場の運用の勘所現場の運用の勘所
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Questions and Answers

秘匿等が必要な工事は、現場・契約情報登録の際に、現場名を伏字等としてもよいですか?

必要に応じて現場名を伏字等で表記し登録することが可能です。
なお、就業履歴においても現場名を表示しますが、技能者がどのような現場に就業したかを示すためですので、どのような現場か分かる程度の伏字等にする必要があります。
例:A邸住宅新築工事、〇〇改築工事など

なお、現場管理者IDでは、新たな現場・契約情報の登録はできません。(現場管理者権限のある現場管理者IDの場合、作成済みの現場情報の「修正」であれば可能です。)
新規で現場・契約情報を作成の場合は、事業者責任者IDまたは階層管理者IDで登録することになります。

業務(役務)も、現場・契約情報の登録ができますか?

道路・河川等の巡回、清掃、除草、剪定、除雪などは、建設工事類似の業務であることから、維持管理を「業務(役務)」として受注した場合であっても、建設キャリアアップシステムへの登録が可能です。
維持管理を事業協同組合が受注した場合、CCUSに事業者登録を行い、事業者IDを保有している事業者は、現場登録を行うことが可能です。
また、事業協同組合が事業者IDを取得していない場合であっても、実際に業務を実施する組合員たる企業で事業者IDを取得している企業があれば、当該企業が、CCUSへ現場・契約情報の登録を行うことにより、現場・契約情報の登録、就業履歴の登録が可能です。

現場管理者(現場管理者ID)は、現場・契約情報の登録ができますか?

現場管理者(現場管理者ID)は、すでに成済みの現場情報の「修正」であれば可能です。
新たな現場・契約情報の登録は、事業者責任者IDまたは、階層管理者IDでのみ行うことができます。

現場・契約情報の削除ができません。

登録した現場・契約情報の現場に、1件でも就業履歴が蓄積してある場合、その現場・契約情報を削除することはできません。
この就業履歴は、元請が未承認のもの、却下したものも含みます。

1件の工事の現場が2箇所に分かれています。現場・契約情報の登録はどうすればよいですか?

1件の工事の現場が複数ある場合、就業履歴の蓄積方法によって登録方法が異なります。
・2箇所の現場の就業履歴をまとめて蓄積する場合
 1つの現場・契約情報に、2箇所の現場をまとめて登録することが可能です。(この場合、作成される現場IDは1つ。)
・2箇所の現場の就業履歴を分けて蓄積する場合
 それぞれの現場ごとに、現場・契約情報の登録します。(この場合、作成される現場IDは2つ。)

現場利用料とはなんですか?

現場利用料は、現場・契約情報を登録した、元請事業者のみに請求されます。
現場利用料は、技能者が現場で建設キャリアアップシステムカードをICカードリーダーにかざすタイミングで発生します。
1 人日・現場あたり料金は10円です。
※現場利用料の請求例:
20人の技能者が50日就業した場合:20人× 50日 × 10円 = 10,000円
同一現場で朝と昼休み後と2回入場:1人日 × 1現場 = 10円
午前と午後で同一の元請の別現場に入場:1人日 × 2現場 = 20円
現場利用料の支払いは、建設キャリアアップシステムの仕様上、銀行振込(三井住友銀行)への入金となります。

本頁項はCCUSホームページFAQを参考に作成しています